皆様こんにちは。前回(1月21日)のコメントでは、先月1月24日からの中国旧正月に入り、新型コロナウィルスの患者数が更に拡大する懸念を織り込み始めていることから、その旧正月前まではポジション調整も入りやすいため、NY金・東京金ともに底堅い動きになると予想しました。結果、東京金は堅調に推移しておりました。

中国政府は新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、市場への資金供給の拡大を決定。中国人民銀行(中央銀行)が2日、1兆2,000億元(約18兆7,400億円)を市場に供給する公開市場操作(オペ)を3日に実施すると発表しました。これにより、銀行システム全体の流動性は前年同期を9,000億元余り上回ることになります。春節(旧正月)と新型肺炎の流行に伴う大型連休が3日に明けるのに合わせたようです。そのため、リスクオンで株高、コモディティ高になり、内外の金も依然として堅調に推移しております。
<テクニカル面>

上記のテクニカル指標であるボリンジャーバンドを見ますと、今月に入り、NY金価格が下落したことで、中心線を割り込むこととなりました。そのように考えますと、上昇の勢いが弱回ってきているように思います。

ただし、米国金ETFは、新型コロナウィルスの影響から再び増加しております。そのため、NY金価格は堅調に推移しております。

テクニカル面では弱気、ファンダメンタルズでは強気となっていることから、NY金は一進一退の動きになっております。
やはり、相場を左右するのは、大口投機家のポジションになると考えております。NY金におけます大口投資家の買いポジションは膨らみ、売りポジションは減少したままとなっております。各国の金融緩和が継続していることもあり、ファンドの強気姿勢が継続する可能性は残っているようです。よって、ロスカットを設定し、もうしばらく買いを意識しておくのが良いでしょう。
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