NY金は、買い方大口投機家主導権握る

皆様こんにちは。ご無沙汰しております。前回(12月20日)に更新したブログでは、年内(2019年末)はビックイベントがないものの、テクニカル面でボリンジャーバンドのレンジ幅が縮小していることを踏まえますと、今年以降NY金が大きく変動する可能性があると予想しました。結果、今年1月3日アメリカ軍が、トランプ米大統領の命令でイランの革命防衛隊(IRGC)の遠征部隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官らをイラクの首都バグダッドで殺害し、その報復で1月8日にはイランがイラク国内の米軍基地をミサイルで攻撃しました。米・イラン間での軍事的緊張が増したことにより、NY金は1550ドルを突破しました。ただし、トランプ米大統領は8日、国民向けに、イランの報復攻撃でアメリカ人の死傷者は出ておらず、基地での被害が最小限にとどまったことを説明した上で、イランへの報復攻撃には否定的な考えを示しました。そのことにより、NY金は上昇一服感が出たように思えます。

NY金と東京金日足の一目均衡表を確認しますと、NY金は一目均衡表の遅行線がロウソク足を下から上抜き、ロウソク足へ近づくには、それなりの日柄が必要であるため、すぐに下落するとは考えにくいと思われます。しかも、東京金一目均衡表では転換線を維持していることから、依然として買いの流れであると判断せざるを得ません。

上記の米国金ETF保有残高を見ますと、昨年末(2019年12月30日)米国金ETF保有残高は893.25トン、今年1月16日時点で879.49トンと13.76トン減少していることになります。グラフでもETFが増加していないことが確認できます。つまり、金現物(ETF)への資金流入が、NY金の上昇をけん引しているというわけではありません。

<テクニカル面>

上記のテクニカル指標であるボリンジャーバンドを見ますと、今年に入り、中心線が上昇し、σ=ー1~σ=+1の上下レンジ幅が拡大しております。これは、未だにNY金の上昇の勢いが継続しているという事になります。

上記のNY金大口投機家のポジションを見ますと、今年に入り、更に買い増しをしているようです。NY金が上抜けたことから、大口投機家が強気になったようです。という事は、買い方の大口投機家が主導権を握っているという事になります。ただし、注意すべき点は、前述の通り、現物の金には資金流入していないという事です。そのため、買い玉のストップロスは必ず設定するのが良いでしょう。

今年も宜しくお願い致します。

 

 


日本ブログ村に参加しています。
バナーをクリックし応援よろしくお願いいたします。
にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 先物取引ブログ 商品先物へ

コンシェルジュ
高橋英希

誕生日:1972年11月17日
岩手県出身・相場歴25年


私は、金融業界で20年以上経験があり、株式や商品先物など、お客様へ幅広い提案をしております。ファンドの動向や時代の流れを読みながら、事実を背景に、相場のポイントをお伝えするようにしています。
買いチャンスであっても、余裕を持って取り組むことをおすすめしています。急に相場が反対に動いた時でも、対応がしやすいように考えていきたいですね。この姿勢は少し慎重かもしれませんが、まずはお客様の安心があってこそ、良い取引ができると信じています。