沢登り大好き証券マンのレポート

■ワークマンプラスと沢登り

14日、石神井のワークマンプラスへ行ってきました。店内は若い人を中心に混みあっており、商品の安さにはビックリ! 衣類数点を購入しました。翌15日、購入した商品のフィールドチェックも兼ね、おなじみの葛葉川本谷を遡行してきました。さすがにこの時期は他の入渓者もなく、今年最後?の沢登りを懸垂下降の支点づくりや、ランニングビレーのかけ方を繰り返し練習しました。またワークマンの商品は使い心地は何の問題もなく、これだけ安価であったら、アウトドア専門店からお客さんが流れてくることもあるのでは、と感じました。

■第一段階の合意

米中貿易協議は「第一段階の合意」に達しました。報復関税を掛け合う貿易戦争はひとまず「休戦」を迎え、世界の産業界や金融市場には歓迎ムードが広がりました。11月のグローバル製造業PMIは4か月連続で前の月から上昇、中国の固定資産投資も1~11月累計で前年同期比5.2%増など経済指標も堅調で、米国の年末商戦も好調が伝えられています。そうした中での米中合意は、世界経済の持ち直しが期待されます。

そこで今回は5G関連銘柄や、勢いのある小売りや卸しに注目してみました。なお、株価、PER(当期予想)、PBR(前期実績)は12月20日引け値でjijipressから、チャートはブルームバーグから出典しています。

 

■3038神戸物産 東証1部

株価 3,710円    PER 38.16   PBR 11.46

食材販売の「業務スーパー」をFC展開しています。13日、本決算の発表がありました。それによりますと売上高は前期比12%増の2996億円、営業利益は同22%増の192億円、純利益は同16%増の120億円でした。ブームになっているタピオカや利益率の高いプライベートブランド商品の販売が伸びました。同時に22年10月期までの中期経営計画を発表、営業利益を230億円に引き上げる目標などを掲げました。市場では会社側の今期業績予想は保守的であり、持続的な成長への期待は強いようです。

■7564ワークマン JQ

株価 10,280円   PER 64.72   PBR 12.57

作業服や関連商品の専門チェーンで、直営店のFC化を進めています。11月の既存店売上高は前年同月比24.1%増で、前年同月の増加率20.1%とハードルが高い中での増収を好感、好業績の継続期待を手掛かりに国内外の機関投資家による買いが入っているようです。現在新規出店はアウトドア系ブランドのようなワークマンプラスに切り替えています。同社ブランドを着る「ワークマン女子」も増加、高機能で丈夫なうえ、税込み1900円で買えるアイテムが多数あります。アスレジャー(有名ブランドのスポーツウエアを町で着ること)で国内シェア25%を握れば1000億円となり、ワークマンのチェーン全店売上に匹敵する規模となります。

■6971京セラ 東証1部

株価 7,494円   PER 23.00   PBR 1.24

コンデンサーなどの電子部品大手です。太陽電池モジュールや通信機器、複写機など多角化経営を標榜しています。5Gでは基地局向けのアンテナ部品の開発を進めています。12月をめどにセラミックフィルターの技術を持つ宇部興産子会社の株式を取得、20年の量産を目指しています。部品だけではなく、様々な機器を5Gにつなげる「コネクティングデバイス」にも注力しており、5Gを手軽に利用できる端末として注目されそうです。また製造コストを3割程度下げられる次世代型リチウムイオン電池を開発、20年秋から量産する計画で、すでに供給能力を超える引き合いが来ています。

■6976太陽誘電 東証1部

株価 3,160円   PER 16.45   PBR 2.00

セラミックコンデンサーで世界上位の企業です。インダクタも併営しています。複合デバイスはスマホ向けがなお減少していますが、コンデンサーは車載向けでは数量伸長のうえ価格も高水準を維持、採算改善が続いています。11月30日に発表された中国PMIが前月比0.9ポイント上昇し50.2だったことから、中国向け売上高比率の高い太陽誘電などは買いが先行しました。ファーウェイが日本企業からの部品調達を増やす思惑もあり、電子部品株の買い安心感が意識されています。MCLL(積層セラミックコンデンサー)は5G投資を控えた通信基地局向けも伸びています。MCLLの技術が活用できる全個体電池も開発、21年度にも量産し小型製品での採用を目指しています。

■6981村田製作所 東証1部

株価 6,564円   PER 26.09   PBR 2.76

電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが主軸です。コンデンサーは高単価の車載用は堅調です。スマホ用や通信機器用モジュールは横ばいですが、シェア低下を見込む会社計画は保守的です。積層セラミックコンデンサー(MLCC)の在庫調整は19年度に完了し、20年度から5Gスマホ向けの高付加価値品の売上高増加を予想するとの指摘もあります。村田製作所は5Gに備え耐電力性向上のため、ナスダック上場のレゾナントに資本参加、高周波に適した部品の供給を目指しています。また5Gに対応したスマホ端末などに使う超小型電子部品を開発、20年春にも量産に入ります。

上記5銘柄以外でも、ご質問などございましたら、榊原宛までご遠慮なくお問い合わせください。

03-6369-2289(直通)  090-2649-0396(携帯) k.sakakibara@dai-ichi-premiere-sec.co.jp

 

 

 


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