NY金、流れの変化を確認

皆様こんにちは。前回(8月1日)のコメントで、NY金はテクニカル面から売りに傾きつつあり、ファンド買いポジションの利益確定売りが出やすいと予想、そのためNY金が修正安を演じると見ておりました。しかし、今月に入り、NY金の様相が変わってしまいました。

<なぜ金は修正安を演じなかったのか?>

上記のチャートはNY金の日足です。今月からさらに上昇しているのが見て取れます。

8月1日に米トランプ大統領が、中国からの輸入品3000億ドル分に10%の関税を課すことを決定し、再び米中貿易摩擦懸念が復活したような格好となりました。さらに9日、トランプ米大統領はFRB(米連邦準備理事会)へ政策金利を1%引き下げるよう要求しました。債券市場では年内あと3回、計0.75%の利下げを実施するとの見方が織り込まれていましたが、1%の利下げはそのような市場予想を上回る内容だったことから、NY金は買い進まれたようです。

13日にUSTR(米通商代表部)が、スマートフォンや衣類など一部の製品の関税発動を12月15日に延期すると発表しましたが、上記チャートからNY金はテクニカル的に強気の流れであって、NY金の影響が大きい東京金も、しばらくは高値波乱が続くと予想しております。

昨日(14日)の米国株式市場は、大幅安を演じました。今年最大の下落幅となりました。米中貿易摩擦が激化したため、「長短金利差逆転(逆イールド)」が生じたことで、市場は米国の景気後退を意識し、リスクオフの動きとなりました。景気後退が意識される中、NY金は再び買い進まれることになりました。その一方で、イエレン前FRB議長は、今回の逆イールドに対し、信頼性が少ないと発言しております。

<NY金内部要因>

上記の棒グラフは、ファンドのポジションを表したものになります。左の大口投機家買いポジションは、更に増加しております。先ほどもお伝えしましたが、米中貿易摩擦激化によりNYダウが大幅安、香港では大規模デモが長期化していることから、未だNY金は買われやすい環境だと思います。

※ポジションに関してのご質問は、お気軽にお問い合わせください。

テクニカルから見る個別株の選び方


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コンシェルジュ
高橋英希

誕生日:1972年11月17日
岩手県出身・相場歴25年


私は、金融業界で20年以上経験があり、株式や商品先物など、お客様へ幅広い提案をしております。ファンドの動向や時代の流れを読みながら、事実を背景に、相場のポイントをお伝えするようにしています。
買いチャンスであっても、余裕を持って取り組むことをおすすめしています。急に相場が反対に動いた時でも、対応がしやすいように考えていきたいですね。この姿勢は少し慎重かもしれませんが、まずはお客様の安心があってこそ、良い取引ができると信じています。