FOMC終了で、NY金は調整安!?

皆様こんにちは、前回(7月23日)のコメントで、7月30日・31日のFOMCが終了しない限り、NY金の下落要因がないため、当面高値波乱と予想しました。

7月30日・31日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利0.25%の利下げが決定しました。市場の予想通りの内容でしたが、0.5%利下げの声も聞かれていたため、やや失望的な売りも出たように思います。今回FRB(米連邦準備制度委員会)が、利下げに踏み切った理由としましては、貿易戦争リスクを警戒し、景気悪化を未然に防ぐ狙いがあったようです。

FOMC声明文では、「経済の見通しには不確実性が残る」と指摘し、景気下振れリスクが拭えなければ、追加利下げの可能性も残しました。しかも、バランスシートの縮小を8月1日で終了することも決定しました。9月末の終了予定であったため、2か月前倒しで終了することにしました。

その一方で、FRBパウエル議長は、今回の利下げについて「政策のサイクル半ばでの調整」と述べ、緩和局面が極めて短期的に終わるとの考えを示唆しました。同議長の発言を受けて、年内の追加利下げを見込む割合が87%から41%へ低下しました。

<NY金テクニカル分析>

NY金日足チャートと移動平均線との関係を見ますと、短期・中期移動平均線を下回ってきております。今回の利下げが0.25%であったことも、ここからのNY金圧迫要因になりそうです。

NY金日足チャートとボリンジャーバンドとの関係を見ますと、中心線が横ばいとなっており、今現在その中心線を価格が下回っております。因みに相場上昇の際、中心線は上向きとなり、価格が中心線の上に位置しているのが、このチャートでも確認できます。

一目均衡表では、遅行線がローソク足へ突入し、転換線が基準線を上から下へ突き抜ける状態にあります。転換線が基準線を下回ると、戻り売りのサインになります。

当然、東京金は、ドル円との関係もありますが、NY金だけで見ますと、テクニカルは売りに傾いていると、私は判断しております。そのため、ドル・円の上昇が一服しますと、NY金は売られやすくなるため、東京金も下値を試すと考えております。

<NY金内部要因>

上記の棒グラフは、ファンドのポジションを表したものになります。依然として、ファンドは買いポジションを維持しています(左棒グラフ)。FOMCが終了したため、利益確定売りが出やすいと考えております。

<今後の金市場>

先ほども述べましたように、テクニカルが売りに傾いていることから、ファンドの利益確定売りが出やすくなると予想しております。今回のFOMCでは、市場の予想通りの内容であり、次回(9月17日・18日)利下げを裏付ける文言も出なかったことから、引き続きNY金・東京金ともに修正安を演じると予想しております。そのため、新規買いは見送りといたします。

 

https://www.okpremiere-sec.co.jp/event/tokyo_20190822/


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コンシェルジュ
高橋英希

誕生日:1972年11月17日
岩手県出身・相場歴25年


私は、金融業界で20年以上経験があり、株式や商品先物など、お客様へ幅広い提案をしております。ファンドの動向や時代の流れを読みながら、事実を背景に、相場のポイントをお伝えするようにしています。
買いチャンスであっても、余裕を持って取り組むことをおすすめしています。急に相場が反対に動いた時でも、対応がしやすいように考えていきたいですね。この姿勢は少し慎重かもしれませんが、まずはお客様の安心があってこそ、良い取引ができると信じています。