投資資金流入が、NY金を底堅くさせる。

皆様こんにちは。前回(8月15日)のコメントで、米中貿易摩擦激化によるNYダウの大幅安や、香港における大規模デモの長期化などから、未だNY金は買われやすい環境であることを指摘しました。案の定、国内外ともに金相場は高値更新してきました。実のところ、金相場が変化するとしたら、23日に開催されたジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言と考えておりました。同氏は、景気拡大を維持するために、「適切に対応」すると表明。市場は、予想通りの発言と受け止めましたが、その後、トランプ米大統領が中国からの輸入品に対し、関税を引き上げることを決定したこともあり、その日NYダウが623ドル安となりました。一方で、NY金は大幅高となりました。

<未だNY金に上昇余地あるか?>

上記のチャートはNY金日足です。再び、上値を試す展開となっております。

23日にパウエルFRB議長が講演した後、米トランプ大統領はツィートで、既に発動している2500億ドル(26兆3000億円)相当の中国からの輸入品25%の関税について、10月1日から30%に引き上げるとし、更に9月1日と12月15日に分けて発動を予定している3000億ドル相当に対しても、関税率を従来の10%から15%に変更することを明らかにしました。そのため、再び米中貿易摩擦が激化するとの見方から、NY金は買い進まれることとなりました。

<NY金のテクニカル>

 

NY金のボリンジャーバンドと一目均衡表を見ても、未だ上げ余地があると考えております。ボリンジャーバンド中心線が上向きになっていることや、一目均衡表の転換線を維持していること、一目均衡表遅行線とロウソク足との日柄があることから、未だ上昇トレンドが継続中であるということになります。(詳しくはお問い合わせください)

<米国金ETFとNY金価格>

皆様もご存知のように、米国長期利回りが低下していることから、投資資金が金(ゴールド)へ流入しております。上記の米国金ETFを見ると、今年1月末よりも増加していることになります。投資資金が流出しない限りは、NY金価格は現状を維持することになりそうです。

<NY金内部要因>

NY金市場における大口投機家のポジション(棒グラフ)を見ると、買い(上左図)は増加傾向にあり、売り(上右図)は減少傾向にあります。つまり、ファンドの買い増しが、NY金価格をけん引しているように思います。過去のデータでは、買いポジションのピークに近づいているように思いますが、現時点で最適な投資先(金融商品)が他に見当たらないのであれば、更なる大口投機家の買い増しが入りやすいと考えています。そのため、ロスカットを設定しながら、もうしばらく買いで考えるのが良いと思います。

※建ち玉等のご相談は、メールにて承っております。

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コンシェルジュ
高橋英希

誕生日:1972年11月17日
岩手県出身・相場歴25年


私は、金融業界で20年以上経験があり、株式や商品先物など、お客様へ幅広い提案をしております。ファンドの動向や時代の流れを読みながら、事実を背景に、相場のポイントをお伝えするようにしています。
買いチャンスであっても、余裕を持って取り組むことをおすすめしています。急に相場が反対に動いた時でも、対応がしやすいように考えていきたいですね。この姿勢は少し慎重かもしれませんが、まずはお客様の安心があってこそ、良い取引ができると信じています。