来年の株式相場は・・・

こんにちは。いつもご愛顧いただきありがとうございます。

早いもので、今年もあと3週間となりました。

昨年末、戌年を迎えるにあたり「戌は笑う」といった縁起の良い相場格言にあるとおり、投資家の方々が笑顔になれる相場を期待しておりましたが、結局「トランプ劇場」に振り回された1年だったように感じています。

米株式市場は、本年2月2日に米長期金利の指標となる10年物国債利回りが4年ぶりの水準に上昇、米株式の相対的な割高感が意識され、NYダウの幅広い銘柄で売りが優勢となりました。その後レンジ相場から夏場には持ち直したものの、10月3日の高値(26951.81ドル)をピークに、同月5日に米10年物国債利回りが一時3.24%(2011年5月以来、約7年5カ月ぶりの高い水準)をつけたこともあって、株価はその後、値の荒い動きとなりました。

直近ではNYダウ・日経平均株価共に年初来安値の手前を軟調に推移しています。

さて、来年はどうなるでしょう。来年は「いのしし年」です。

相場の格言では「亥固まる」。どのような相場になるのか、正直イメージしにくいところです・・・。

 

ちなみに、12年前(いのしし年)の2007年、NYダウ・日経平均株価・ドル円の動きはどうだったのでしょうか。

下記に各々のチャートを掲載してみました。

2007年は、株価が激しく乱高下しているのが見て取れると思います。同年8月9日に仏銀大手BNPパリバが傘下の3つのファンドの解約を凍結しました。これが「パリバ・ショック」で、その後の世界的金融危機「リーマン・ショック」の発端となりました。

現在、米中貿易戦争が過熱していますが、来年は「〇〇ショック」といった事件が無いよう祈りたいところです。

 

2018年11月28日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、エコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークの講演で、一連の米利上げにより金利は米経済成長を加速も減速もしない中立の推計レンジを「わずかに下回る」水準になったと述べました。この発言により、来年の利上げ回数見通しが、3回から1~2回に下方修正される可能性が出てきました。

FRBの今後の舵取りにも注視しつつ、来年もマーケットに内在するリスクに対処していきたいと思います。

また、今回は個別株を取り上げませんでしたが、来年早々「テクニカルから見る個別株の選び方」の勉強会を開催いたします。詳しくは以下の通りです。お気軽にご参加してみてください。

http://seminar.premiere-sec.co.jp/event/tokyo_20190115/

 


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