内部要因から見るメキシコペソ円

メキシコペソ円 日足(2018年5月10日~9月12日)

出所:プレミア365FXチャート機能より

 

メキシコペソ円MXN/JPYをご紹介して第3回目となります

アメリカとメキシコにおいて、NAFTA(北米自由貿易協定)は、大筋合意となりましたが、アメリカとカナダにおいては、まだ合意に至っておりません。

カナダを加えた3カ国での合意に展望が開けなかったことが嫌気され、メキシコペソは売られた状況です。

カナダはNAFTA再交渉を巡る協議には前向きな姿勢を維持しており、11日にアメリカと4日ぶりに閣僚協議を再開しました。

トランプ大統領も「カナダとの交渉は非常に順調」とコメントしています。

くりっく365取引所のデータの建玉枚数によると、メキシコペソ円の上場来の最高建玉枚数は、2018年5月18日に63499枚となり(当日清算価格5.550円)、上場来安値(当日安値5.265円)となった6月15日には56560枚、8月10日の上場来高値近辺(当日高値6.050円)では29133枚と、上昇局面で建玉は約半分になりました。

9月11日現在の建玉枚数は28127枚と過熱感は無いように思います。

東京金融取引所が公表している「くりっく365為替売買動向」によると、6月12日の売り4406枚、買い57368枚と13倍の買い越しから、2018年9月4日現在、売り5393枚、買い29406枚と5.4倍の買い越しとなっています。下落しながら建玉枚数が増加する苦しい取組状況とは対照的な余裕のある状況ではないでしょうか。

アメリカとメキシコ間のNAFTA交渉は、9月末までを目処に新協定の詳細を公表する見込みです。カナダが合流して3カ国の枠組みを維持できれば、メキシコペソ円の上昇も期待出来るのではないでしょうか。

詳細なデータは、お問い合わせ下さい

 

 


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